自我
移り変わりゆくものに価値はない。と真理は教えます。
わかっていても、あるいはなんとなくそうだと思っていても手放せない。
それらを手放してしまったら自分の価値がなくなってしまう、あるいは知らない自分になってしまうのが怖いと感じます。
ですのでそれらを維持するために多くのエネルギーを使います。
それらというのは例えば趣味、嗜好品、交友関係、あるいは夢や自己実現なども含まれるかもしれません。
違った見方をするとこれらが自分の価値基準になってしまい、これらを持たない人を価値がないと見てしまう。
なんと恥ずかしい価値基準かと今では思いますが、少し前まで平然とさもそれが素晴らしいかのように振る舞っていました。
少し前というのは真理に出会う前のことです。
出会った後にすべきことは、見つけては手放す。
エネルギーを移り変わりゆくものから永続するものへ。
それでも人間にはどうしても真理に抵抗したいもう一人の自分がいるようです。
やっかいですね。
どうにも言うことを聞いてくれないもう一人の自分に鍼灸がお役に立てればと想います。
読んでいただきありがとうございました。
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