信州に移住して二度目の冬になります。
異次元の寒さの過ごし方に少し慣れてきました。
暖房の使い方や服装、おかあさん(犬)の散歩や世話の仕方、自分のメンテナンスなど。
沖縄では、慣れたかなと感じたのは七、八年経ってからだったと記憶しています。
鍼灸とは、クライアントとのコミュニケーションがあり、その結果何かしらの変化が起こる、その媒体であると認識しています。
コミュニケーションがまず先にある、というところが世間の認識とは違います。
世間では、鍼灸というものがあり、それを行うためにコミュニケーションが必要だという認識ではないでしょうか。
人を診る。
鍼灸を行うことが目的ではありません。
コミュニケーションのための手段が鍼灸です。
手段は何でもいいんです。
手段が目的になってしまうと人を診ることはできません。
代替医療と呼ばれるあらゆるものに、人を診る、というものが求められていると感じます。
実際に多くの方々からそのような旨を頻繁にうかがいます。
そして、沖縄でも信州でも人が求めているのはコミュニケーションなんだと鍼灸を通じて教えていただいています。
先日、スポーツの指導をなさっているクライアントさんが、「思っていることを言葉に出して、本気で議論ができる」そんなコミュニケーションができるような指導を心掛けている。とおっしゃっていました。
スポーツだからどうしても結果がついてくるが、結果が目的ではなく、そういう力を持つことのほうが必要だと考えている。そうは言わないけどね、とおっしゃっていました。
子供のころにそのような教育に触れられるっていいな~と思いました。
もう一つ。
不妊治療で通われていた方から妊娠の報告をいただきました。
40代後半で初めての妊娠です。
「妊娠できない自分には価値がない」という思いも手放したいという意欲をお持ちの方でした。
お互い言葉にはしませんでしたが、妊娠することが目的ではなかったように感じます。
それでも必要があれば必要なことが起こるのだということを教えていただきました。
ここ信州で少しづつですが、人を診る、ということが認知されてきていると感じています。
人を診る、ということに終わりはありません。
人を診る、ということに自分を知ること以上に必要なことはありません。
終わりなき探求をこの美しい信州で続けられることに喜びを感じています。
そしてこの終わりなき探求を必要としてくれる人がいることに喜びを感じています。
今年一年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
良いお年を。
お読みいただきありがとうございました。
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