マブヤー
「琉神マブヤー」
沖縄の特撮ヒーロー番組です。
沖縄で知らない人はいないんじゃないでしょうか。
最近読んだ本にマブヤーの素晴らしさが書かれていたのでご紹介したいと思います。(シーズン1についてです)
まず最終回で敵のボスと闘わない!!相手を憎まずに赦すというメッセージが込められている。
次に方言がたくさん使われている。親と見てもらうためにあえて現代語訳を付けない。
また敵の生い立ちは人間の環境破壊などによって仕方なく生まれたという設定。
その敵の人間に対する行動は暴力ではなく方言や信仰心という沖縄人のアイデンティティーを奪うというもの。
そして終始「善」「悪」の二元論で語られていない。
どうでしょう。完璧に近いのではないでしょうか。
特撮物といえば正義のヒーローが悪をやっつける。以上。
これでは考える子は育たないんじゃないでしょうか。
そして老後は時代劇。
最後に正義は必ず 悪に勝つ。以上。
これでは何も考えずに人生が終わってしまうんじゃないでしょうか。
相手を憎まずに赦す。
憎むのは簡単ですが何故相手はその行動を取り何故自分はその行動を赦せないのか考える。
人間社会はどのように成り立っているか。
少なくとも何かの犠牲の上に今の社会は成り立っていること。
暴力は正義のもとに使われるべきではない。
正義のもとの暴力は戦争を正義にしてしまう。
善悪に明確な区別はない。
善悪を判断するのは個人の知識や経験からなので100%はないということ。
子供の見るテレビにはこれぐらいの教養が入っていてもいいのではないでしょうか。
それとも現代ではこれらの事は必要とされないのでしょうか。
あるいは知られては困るのでしょうか。
いづれにしても琉神マブヤーのような番組がこれからも創られて欲しいものです。
読んでいただきありがとうございました。
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