不妊と鍼灸 其の二
前回の記事で不妊治療は月経周期に合わせて施術を行っていくというお話をしました。
特に心身に問題がない場合は、月経周期に合わせて、その時必要な内臓の機能を整えるという施術になりますが、何か問題がある場合、例えば月経周期に問題がある、PMSがきつい、過食、不眠、情緒不安定など、その場合はそれらの治療をメインにしつつ月経周期に合わせた施術を行っていきます。
月経周期の問題は不妊に直結しますので、ある程度周期は整っているのが望ましいです。
今回は月経周期の乱れについてです。
女性にとって毎月のことなのでなるべく負担は少ないほうが望ましいと思います。場合によっては1カ月の半分は調子が悪いという方もいるので、月経周期については詳しく知っておくことをお勧めします。またご自身が知ることにより、お子さんの不調時の助けにもなるはずです。
月経周期の問題は、月経が早まる、遅れる、そのどちらもある、という3つのパターンにわかれます。
月経が7日以上早まると問題があるのではと疑います。1カ月に2回あるという場合も少なくありません。
では早まる場合はどんな原因が多いのか。
多くの場合は、身体の中に熱がこもった状態で起こります。
普段から身体が熱っぽい、辛いものが好き、イライラせかせか、いつも先のことを考えている、上半身が熱い、眠りずらい、寝汗をかく、喉が渇く、小便が黄色っぽい、大便が硬め、このような人は身体に熱がこもりやすいです。
養生法は、気持ちを落ち着け、辛い物塩辛いものを控え、足首から下を温め、果物や生野菜を少し多めに摂るなどです。難しければご相談ください。
月経が7日以上遅れると問題があるのではと疑います。40~50日に1回しか来ないという場合も少なくありません。ひどい場合は数か月来ないという方もいます。
では遅れる場合はどんな原因が多いのか。
多くの場合は冷えや貧血気味により起こります。
普段から身体が冷えている、虚弱、風邪をひきやすい、落ち込みやすい、生ものや冷たいものが好き、貧血気味、月経時下腹部痛、小便が透明で近い、大便が柔らかめ、このような人は身体に冷えが入りやすいです。
養生法は、温める、温まるものを飲食する、軽い運動、自分でお灸する、話を聞いてもらうなどです。難しければご相談ください。
月経が早くなったり遅くなったり毎月バラバラ。
そのほとんどはストレスに因り、まれに過度のセックスで起こります。産後も起こりやすいです。
これを自分で整えるのは難しいかと思います。ぜひご相談ください。
このように月経周期には3つのパターンがあり、その3つにはそれぞれ特徴があるということがご理解いただけたと思います。
月経痛についてもこの3つのパターンを参考にしていただければと思います。
熱をとるというのは鍼灸の最も得意なことのひとつです。冷えの改善も少し時間をかければ良くなります。ストレスへの対応もRUACHが最も得意とするところです。
あらゆる婦人科系の症状は鍼灸がとても有効ですし、逆に鍼灸以外だと難しいのではないでしょうか。
低用量ピルなどがお手軽であるのはよくわかりますが、長期的に服用することになると思いますので、身体への負担が気になります。
持続可能なメンテナンスとしてどうぞRUACHをおつかいください。
お読みいただきありがとうございました。
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