心と身体は一つ。ではない。
陰陽論。鍼灸を学ぶ上で必須の学説の一つ。
端的に言うと、陰陽はそれぞれ単独では存在できず依存し合い、互いに対立し、絶えず変化しているというものです。
陰陽論を用いてこの世界の事象全てを説明することができる。と言うほど優れた哲学です。
しかしその陰陽の前に太極があるということはあまり知られていません。あるいは太極という言葉を知っていてもその意味は理解されていません。
太極とは、全一であり唯一の根源であり全てはこの一元から生じるという意味です。
陰陽という二元で世界を見ると、たまたまバランスが取れるかもしれないが次の瞬間はどうなるか、良くなれば悪くもなる、という絶えず変化する不安定で限定された世界です。
陰陽二元で構成された肉体をもって見ると、まさに世界はこのように見えます。
そして肉体をもった僕たちは、この絶えず変化し不安定で限定された世界に平安を求めます。そこに平安はないという真理を忘れて。
心と身体は一つ。
こんな言葉をあちこちでみかけますが、それは本当ですか。
眼を閉じて感じてみてください。
心の自由さを、時間や距離などあらゆる物理の法則を超えた無限の力を。
確かに間違った使い方をすれば過去や未来という時間に囚われ二元の世界に縛られます。
間違った使い方をすればです。
心と身体は一つではない。
心は全一であり唯一の根源である太極を知っています。
知ろうとする僕たちの意欲次第です。
陰陽の前に太極あり。
平安のあるところに平安を求めませんか。
陰陽を用いて太極に至る。
陰陽は太極を学ぶためにだけ使われるべきものである。
奇跡講座で言うところの、幻想は奇跡を学ぶためにだけ使われるべきであるということですね。
当然鍼灸は太極をゴールに見据えたものだと思っています。
お読みいただきありがとうございました。
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