山ほど
鍼灸師をしていると初めて出会う症状がよくあります。
下瞼の皮膚癌で局所を切除する手術、反対側の皮膚を切除部に移植手術。手術後より眼の中にまつ毛でも入っているかのような痛みが常にある。
病院の診察では手術は上手く行われていて問題は何もないとのこと。だからできることはないとのこと。
病院でできることがなくても鍼灸師にできることは山ほどあります。
例えば下瞼を通る経絡は足の陽明胃経。下瞼から足の先までの通り道を全て調べます。そして足の陽明胃経は内臓では胃につながるので胃の状態も調べます。さらには同名経、表裏経、目系、経筋など本当に山ほどあります。
できることが山ほどあるというのは、全ての症状、病気に対してです。
学生時代から来沖の直前まで師事していた大先生、賀偉先生は鍼灸が治せない病気や症状はないと言っています。
というわけで冒頭のクライアントさんに鍼灸施術をさせてもらうのですが、施術中は眼の痛みが全くなくなるそうです。
頭もとても軽くなるそうで治ったみたいとおっしゃるのですが、鍼を抜くとまた痛みが出てしまいます。
現在は痛みの大きさは小さくなっていますがまだ痛みはあるので施術を継続していただいています。
ご本人も可能性は感じていただいているのでなんとかその可能性を見つけたいと思います。
できることは山ほどある鍼灸治療。
勉強することもまだまだ山ほどあります。
時間は山ほどありません。
お読みいただきありがとうございました。
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