免疫力を高める
新型コロナウィルスに対し沖縄独自の緊急事態宣言の発令中ですが、当店は自粛要請対象に当たらないため、引き続き対応に努めながら営業しております。
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風邪がなくなることがあるでしょうか。
風邪を完全に防ぐワクチンがあるでしょうか。
どちらも答えはNOです。
終息を願う、ワクチンに期待する、どちらも失望しかないように思います。
僕たち個人のできる最高の対策は免疫力を高めることです。もちろん基本的な感染対策を行いつつです。
免疫力を高めるためには、良質な食事、適度な運動、十分な休息、ストレスをためない、これらがどれも必須です。
食事に関しては、現代は飽食の時代です。余計なものを食べずに少食にすればそれでよしです。
何事もやりすぎないことが必要だと感じます。
例えば良質な食事となると、全てオーガニック食品になどと考える方もいるかもしれません。余裕を持ってできる人はそうしてもいいと思いますが、そうでなければ毒にしかなりません。できることをやりましょう。
運動に関しては、自宅の周りを１５～２０分歩けば十分です。何らかの理由で歩けない人は動かせるところを動かし、深呼吸を３分ぐらいする。できることをやりましょう。
休息に関しては、ストレスを抱えていると時間はあっても休息できないかもしれません。ということはまずはストレスの解消からですね。
はい、ではストレスに関してです。最も大切なところなので行間を変えてお伝えしたいと思います。
残念なことにストレスのない人はいません。
ストレスを自覚できていない人もたくさんいます。
コロナ禍において自殺者数と家庭内暴力の増加が際立って目立ちます。
これはコロナウイルスへのストレスと、潜在的なストレスが表面化し、それらが合わさった結果だと思います。
コロナ禍ではあらゆることが制限されます。会食、飲み会、カラオケ、スポーツ、芸術鑑賞、お見舞いですら制限されます。
これらが制限なく行えたことで潜在的なストレスが表面化することを抑制できていたのかもしれません。いわゆるストレスの発散というものができていたのかもしれません。
その機会を奪われ多くの人がストレスにさらされています。まるで解決策がないかのように。
世の中全てのバランスが崩れてしまったようなものです。
その世の中の集合的な不和を無意識に受け取り、無自覚にストレスを受けている人もたくさん見受けられます。
ストレスは自覚がなければ対処することはできません。
しかし多くの人はストレスを感じることを嫌がり、そのストレスを忘れようとしたり無視しようとしたりします。
それが潜在的なストレスとして蓄積されていくのです。忘れたり無視したりできていないんです。
ストレスはただ見ればいいんです。ストレスをストレスと認めてあげればいいんです。できることをやりましょう。
そうすることで初めて次の道が開かれます。
ここで鍼灸の登場です。
免疫力を上げることにおいては間違いなくトップクラス。
ストレスを診る指標として心包経(しんぽうけい)という経絡があります。(経絡とは気の通り道です。)ストレスの強い人はこの経絡がパンパンで触ると痛がります。そんな人には鍼を１本打つだけでそのパンパンな痛みが取れてしまいます。これには驚く人が多いです。
もちろん治療はこれだけではありませんがストレスに有効だという一つの証明です。
ざっくり説明すると鍼灸では五臓(肝心脾肺腎)のバランスを整えます。はっきり言って全てのバランスが整っている人はいません。だからといって病気なわけではありません。バランスの悪さは不調の元とでもいいましょうか。その元を整えてあげることで免疫力の基礎ができるわけです。免疫力の基礎とはあなたの身体です。決して鍼灸が免疫力を高めるのではなくあなたの身体が免疫力を高めるのです。
そして免疫力を阻害するストレスを一緒に見ましょう。ただ見ればいいんです。
書きすぎは免疫力を低下させてしまうので今日はこのへんで。できることをやります。
読んでいただきありがとうございました。
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