天人合一
中医学は自然を大宇宙、人間を小宇宙とみる天人合一という思想に基づいています。
宇宙ですって、すごいですね。三千年前の古典に書いてあるんですよ。
簡単に云うと人間は自然の一部であるということです。
そしてこの思想の基に鍼灸や漢方を行います。
自然の一部ということは四季の変化に合わせた生き方が必要です。
ということは天候の変化が人間に大きく影響を与えるということです。
その大きな影響を無視すると当然病気になるわけです。
しかし現代はこれに逆らった生き方を強いられます。
自然ではなく、社会に人間が合わせなければなりません。
合わせられない人間は社会不適応者とみなされるか病気になるか。
だからと言って自給自足のような生活を目指すというのも違う気がします。
昨今では毎年のように異常気象だと騒がれています。
天人合一。
人間は自然の一部であるから自然の影響を受ける。
であれば、自然もまた人間の影響を受けないはずはありません。
自然の異常は人間の異常が原因の一つと考えてもいいのではないでしょうか。
天人合一という思想に相反する現代の思想。
これが自然に与える影響とは。
大宇宙（自然）の異常に小宇宙（人間）の方から変化を与えることができるのではと考えます。
そこに鍼灸が一役買えると思っています。
鍼灸師の夢は膨らみます。（笑）
それと言い忘れてしまいましたが、天候の変化に敏感な方は小宇宙（人間）として優秀な感覚を持っていると思います。
そんな敏感な方々が生きやすい世の中を望みます。
読んでいただきありがとうございました。
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