自分だったら
「恋人たち」という映画を観ました。
ネタバレしてしまうので詳しくは書きませんが、主人公は通り魔に恋人を殺されて失望と怒りの中で苦しみ続けています。
その姿があまりにもかわいそうで。
「こういう人には神様は話しかけてあげて欲しい、助けてあげて欲しい。」と僕が妻に話しかけると
「救いはただ与えられてもだめなんだよ、自分で求めないと。求められれば神はそっと与えるんだよ。」と妻が答えました。
「そうか。」と言いつつも、心の中では『そうは言ってもこんな状態じゃ救いなんて求められないよ。』と思っていました。
確かに主人公は怒り、通り魔を殺したい、でもできなくて苦しい、だったら死んでしまいたい、それもできなくて苦しい、とできないことや苦しみや罪だけを見ています。
救いは求めてないのです。
罪を見ている限り人は自分を攻撃し傷つけ苦しみ続ける。こんな教えがあります。
何もできない自分を赦し、通り魔を赦す。
これしか救いはないんですね。
じゃあなにか、泣き寝入りかやられ損か、となるかもしれませんが自分が前に進むにはこれしかないんですね。
残酷かもしれませんがそれが人生においての学びなんですね。
言うのは簡単ですが。
罪を見ている限り人は自分を攻撃し傷つけ苦しみ続ける。。
どんな小さなことでもそうだなと感じます。
僕の場合、例えば運転中にそのタイミングで右折するなよ、あるいは早く右折してくれよなどとイライラすることがあります。
とても小さなことです。
でもイライラしてするとやはり苦しいですよね。
そんな時に自分だってやってしまうことあるよなと赦すことができるとイライラは出ません。
今から小さなことから赦すという習慣を身に付けることができれば人生はより豊かになりそうですね。
ちなみにこの「恋人たち」という映画、小さい日常の深層が素晴らしく描かれていてさらに演技も素晴らしい、ですがちょーどリアルで重苦しく華がないのでお勧めしたいですがあまりお勧めはしないという複雑な映画です。
読んでいただきありがとうございました。
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