少府
少府(ツボの名前)
手の少陰心経(心臓の気の通り道)
榮火穴(ツボの性質)
この時期よく使うツボです。
簡単に説明すると心臓の熱を散らすツボです。
何故この時期このツボをよく使うかと言うと。
この時期、夏は火(熱)が亢進しやすく心臓は火に属しこのツボは心臓の熱(火)を散らすからです。
火火火ということで毎年この時期はよく使います。
心臓の熱って？わかりにくいと思います。
例えば、イライラしやすい、胸がザワザワする、胸がドキドキする、頭が思考でグルグルする、考え事が頭から離れない、頭がボーっとする、眠れないなどの症状が出ます。
あるいはもともとある上記のような症状がいつもより強く出る、といった状態です。
思い当たる方、多いのではないでしょうか。
全ての症状に感情は付いてきます。
例えば頑固な肩こり、上記の症状があればこのツボですっかりよくなることも珍しくありません。
気持ちや感情の問題に鍼は関係ないでしょう、と思っている方は多いと思います。
むしろそこは鍼灸の得意分野だと僕は思っています。
ぜひご相談ください。
補足ですがこのツボ手のひらにあります。
とてもとても効果のあるツボなのですが、ご想像の通り手のひらや足の裏の鍼は結構痛いです。
だから滅多に使いません。
よく使うだの滅多に使わないだの言ってることが滅茶苦茶かと思われますが、これだと思った方には積極的に使います。
あまり痛いと言うと怖くなってしまうので参考までに、最近鍼を初めて受けた方にも使いました。
痛くなかったそうです。
よかった。
読んでいただきありがとうございました。
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