穏やかな日々
怒りという感情との付き合い方に長年苦労しています。
最近その怒りについての処し方に少々の進歩を感じています。
怒りというものを解体してみると、出てくるのは、「あなたが間違っていて私の判断は正しい。」これです。
そして怒りに支配されてしまうとそうとしか思えない、思いたい。あるいは自分が間違っているかもしれないとは思いたくもない。
だからまずはその怒りに支配された状態から自分を取り戻さなければならない。もちろんベストは支配される前に気づくことだ。
ではどうしたらその怒りの支配から自分を取り戻すことができるだろう。
自分は怒っていたいのだろうか。自分は怒りの状態を望んでいるのだろうか。こんな問いかけが効果的だった。
怒りたければ怒っていればいい、もちろん自由だ。でももし怒っていたくないのであればこの問いかけは自分を取り戻すきっかけを与えてくれる。
こうなれればもう勝ったも同然です。
僕は怒っていたくないのです。
「あなたが間違っていて私の判断は正しい。」本当ですか?本当に本当ですか?
その判断の基準はというと、自分の経験とその経験からの推測です。
その判断に100%自信があるのであればそれでいいのではないでしょうか。僕には100%の自信はありません。
目の前の相手や状況に怒りを覚える。
それは自分が「あなたが間違っていて私の判断は正しい。」と判断したときでした。
その判断(怒りからの支配)を手放して目の前の相手や状況に寄り添う。どうしたんだい?なにがあったんだい?
判断ではなくて寄り添いが、そして自分は怒りの状態を望んでいるのかという問いかけが必要でした。
僕は穏やかな日々を望んでいます。
中医学において怒りの感情は肝を傷めるといいます。
悲しみや、思い憂いや、驚きなどの感情はそれぞれ肺、脾、腎を傷めるといわれます。
その怒りは悲しみからの怒りなのか、思い憂いた怒りなのか、驚きの怒りなのか。
あらゆる感情と怒りは切っても切れない関係にあるように思います。
怒りのコントロール、あらゆる感情のコントロールに肝が深く関わることは間違いないようです。
その肝の調整に絶大な効果を発揮するのが鍼灸です。
読んでいただきありがとうございました。
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