痰湿 2
思いついたので昨日の続きです。(https://ruahari.ti-da.net/e11178633.html)
五臓(肝心脾肺腎)には五行(木火土金水)があるとお話ししました。
さらに五臓には五季(春夏長夏秋冬)というものがあります。
五季とはそのまま季節のことです。
脾は長夏にあたります。
長夏とは夏から秋の間です。
脾はこの長夏の時期に活動が盛んになり、また逆に調子を崩しやすくなります。
五臓どれにでも言えることですが、五臓にあたる季節は活動は盛んになるが調子も崩しやすいということです。
これぞまさに陰陽論です。
陰の中に陽があり、陽の中に陰があり、陰に傾きすぎると陽が生まれる、その逆もしかり。
この世の全てのものは陰か陽か完全に区別することはできませんよ。
二元性であるこの世はどちらかが100%正しくてどちらかが100%悪いということはありませんよ。
だからあなたの言う絶対は絶対ではありませんよ、そう思うと心にスペースができませんか。
陰陽論とはそんな教えです。
この陰陽論の前には気一元論というものがあり、全ては一つ、という教えがあります。
これは、神や魂といった話につながりますがそれはまた別の機会に。
これらを起源とする鍼灸ってものすごく深いですね。
話を戻します。
長夏に調子を崩しやすい脾。
まだ夏になったばかりですが、昨日書いたようにこの時点で脾がへばっていると長夏に耐えられるでしょうか。
これも昨日書きましたが、脾は湿気に弱いです。
湿度の高い日本、さらに湿度の高い沖縄では脾から体調を崩す方がとても多いのです。
怪病多痰、湿気はあらゆる病を生みます。
最近の症例ですが、仰向けの状態から横に向くとめまいがするという方が続きました。
みなさん原因は脾の不調による痰湿が原因でした。
昨日の股関節と同じように脾を整えると良くなりました。
原因不明のあらゆる症状、どうぞご相談ください。
読んでいただきありがとうございました。
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